岐阜県重要文化財(昭和49年3月6日指定)
江戸時代後期に、塑造・漆箔により造立された国内最大規模の籠大仏です。第11代惟中和尚と、第12代肯宗和尚の二代にわたる約38年の歳月を費やし、1832(天保3)年に開眼供養が行われたと言われています。
大仏は、胎内の骨格を木材で組み、竹材を編んで外形を作ります。その上に粘土を塗り、惟中和尚が各地で集めた一切経を貼り付け、さらに漆と金箔を重ねて仕上げています。また、「大真柱」と呼ばれる周長6尺(直径約57cm)の銀杏の木の柱を大仏の背面に建て、台座から胎内を通して大仏殿第3層の下部まで垂直に立てて支えています。
座高 13.7m